- 小規模なメディアやブログを運営していて、なかなか順位が上がらない人
- 大手メディアが強いジャンルで戦っていて、勝ち方が分からない人
- 記事は増やしているのに、アクセスが伸びずに悩んでいる人

「記事を書き続けているのに、検索結果の上位はいつも大手メディアばかり。小さなメディアが勝てる方法なんて、本当にあるの…?」
小規模メディアは、大手と同じやり方では勝てません。
記事の数も、サイト全体の信頼度も、運営にかけられる人手も、大手にはかなわないからです。
それでも、戦い方を変えれば、小規模メディアでも大手と検索で競り合うことはできます。
この記事では、月間PV約950のキャリアメディア「レールの外側」で、大手の転職メディアと検索順位で競り合えるようになるまでにやったことを、実際の数字とあわせて紹介します。

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小規模メディアが大手に勝てない理由
まずは、小規模メディアがなぜ大手に勝ちにくいのかを整理しておきます。
サイト全体の信頼度で負けている
Googleは、記事1本だけでなく、サイト全体がどれだけ信頼されているかも見ています。
長く運営されていて、多くのサイトから紹介されている大手メディアは、サイト全体の信頼度が高く、同じような内容の記事なら大手が上に表示されやすくなります。
立ち上げたばかりの小規模メディアでは歯が立ちません。
記事数で負けている
大手メディアは、複数のライターが毎日のように記事を公開しています。
筆者は過去にライター経験があり、法人が運営しているメディアで稼働経験があるのですが、自分のほかに2~3人のライターさんがいる状態で運営をしていました。
小規模メディアが同じペースで記事を増やすのは、現実的ではありません。
同じキーワードを正面から狙ってしまう
小規模メディアがつまずきやすいのが、大手と同じキーワードを、同じような内容で狙ってしまうことです。
検索上位に法人のWebサイトが並んでいる場合、基本的に価値はありません。
内容が同じなら、サイトの信頼度で勝る大手が上に表示されます。
小規模メディアは、大手と同じ土俵に立たないことが大切です。
小規模メディアが大手に勝つための戦略
ここからは、レールの外側で実際にやって効果があった戦略を紹介します。
大手が書けない「体験談」で勝負する
小規模メディアの一番の武器は、運営者自身の体験談です。
筆者が運営しているレールの外側は、新卒で入った会社を8カ月で辞め、2年半の無職期間の実体験をもとに記事を作成しています。
この体験は、大手メディアには書けない内容です。
たとえば「新卒3年耐える」というキーワードの記事では、次のような本音の体験談を足しました。
- 新卒8カ月で辞めた理由
- 辞めて後悔したこと
- 辞めて良かったこと
大手のメディアが一般論で答えているところに、実際に経験した人の本音で答えることで、読者にもGoogleにも評価されやすくなります。
似た記事を統合して、1本ずつを強くする
小規模メディアで意外と多いのが、似た記事が何本もあって、お互いに順位を奪い合っている状態です。
先ほどの「新卒3年耐える」のキーワードの記事でも、似た記事が4本ありました。どの記事にも同じような体験談が入っていて、どれも順位が伸び悩んでいました。
そこで、Search Consoleで一番評価されていた記事(3位に表示されていた記事)を残し、ほかの3本の独自部分だけを足して、1本に統合しました。残りの3本は、301リダイレクトで統合先の記事に転送しています。
統合したあと、この記事は3位前後を保ちながら、サイトの中で一番クリックされる記事になりました。
検索結果では、大手の転職メディアと順位が入れ替わりながら競り合っています。
知恵袋やnoteが上位のキーワードを狙う
検索結果の上位に、Yahoo!知恵袋やnoteが並んでいるキーワードは、小規模メディアにとって狙い目です。
知恵袋やnoteが上位に表示されているのは、Googleが「実際に経験した人の本音」を求めているからです。
体験談を書ける小規模メディアなら、十分に戦えます。
レールの外側の「無職 仕事選ぶな」という記事では、1位が知恵袋、2位が運営者のnoteという検索結果でした。

検索結果の1ページ目を、noteとブログの2枠で押さえることができています。

キーワードを絞り込んで、確実に1ページ目を取る
「転職」「SEO」のような大きなキーワードは、大手が上位を占めています。
小規模メディアは、キーワードを絞り込んで、確実に1ページ目を取ることを優先します。
たとえば、レールの外側では次のようなキーワードで1ページ目に表示されています。
- 新卒3年耐える
- 経験社数 アルバイト
- やらかした 人生終わり
- 転職1年目 辛い
- 23歳無職/24歳無職
どれも、検索する人の悩みがはっきりしている言葉です。小さなキーワードで上位の記事が増えていくと、サイト全体の評価も少しずつ上がっていきます。
小規模メディアの運営でつまずいたこと
うまくいったことばかりではありません。つまずいたことも紹介します。
記事を増やしすぎて、食い合いが起きていた
最初は「記事を増やせば、アクセスも増える」と思っていましたが、記事を増やしているのにPV数が落ちる期間があり、おかしいと思いました。
似た記事が増えすぎて、お互いに順位を奪い合いが起こり、PV数がガクッと落ちます。
記事は増やすだけでなく、整理することも大切だと学びました。
統合した直後に順位が揺れた
統合した直後は、順位が一時的に下がることもありました。
4本を1本にまとめた「無職2年」の記事は、統合前は1ページ目でしたが、統合直後は2ページ目に下がっています。
統合のあとは、Googleが記事を評価し直すまで、2〜4週間ほど順位が揺れることがあります。
すぐに慌てて記事を変えず、しばらく様子を見ることが大切です。
タイトルを変えたら、クリックが減った記事もあった
検索キーワードを左に寄せる形にタイトルを変えたところ、かえってクリックが減ってしまった記事もありました。
タイトルを変えるときは、変更前の順位とクリック数をメモしておき、変更後と比べられるようにしておくのがおすすめです。
アクセスはあっても、収益につながらなかった
検索からのアクセスが増えても、すぐに収益が増えたわけではありません。
読者の状況に合ったサービスを紹介できていなかったり、記事のどこで紹介するかが合っていなかったりしたためです。
今は、記事ごとに「この記事の読者は在職中か、無職か」を考えて、紹介するサービスを選び直しています。
小規模メディアは、戦う場所を選べば大手と戦える
小規模メディアが大手に勝つためには、大手と同じ土俵に立たないことが大切です。
- 大手が書けない体験談で勝負する
- 似た記事を統合して、1本ずつを強くする
- 知恵袋やnoteが上位のキーワードを狙う
- キーワードを絞り込んで、確実に1ページ目を取る
- PVより、行動の直前にいる読者を集める
レールの外側も、月間PV約950の小さなメディアです。
それでも、戦う場所を選んだことで、大手の転職メディアと検索で競り合えるようになりました。
記事の数やサイトの規模で勝てなくても、運営者にしか書けない体験と、記事の整理で、小規模メディアは十分に戦えます。
あなたのメディアにも、統合で伸ばせる記事や、体験談を足すことで上位を狙える記事が眠っているかもしれません。
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